両ひろばで
クリスマスコンサート「きよしこのうた」が行われました。
このコンサートは、オペラ歌手でさくらザウルスの利用者でもある林加奈子さんの、“お子さんが生まれてからコンサートなどに行く機会のないママ達に、本格的な歌を聞いてもらいたい”とのお気持ちが実現したものです。
蒔田ひろばにはお昼を過ぎたころから続々と人が集まり、目を輝かせ期待に胸を膨らませ、まだかまだかと開演を待ちわびていました。
午後1時半、コンサートがスタート。親子や地域の方たち合計35組のみなさんが期待して見守る中、トナカイ姿・サンタ姿の男性と美しいロングドレスの女性2名が登場。本格的な衣装にまず「おぉ~!!」と歓声が上がりました。
トナカイはテノールの五十嵐さん。サンタはバスの村瀬さん。「さくらザウルス通信12月号」そっくり・・・と思ったら実は通信をみての演出だったそうです。
歌はクリスマスソングメドレー。「赤鼻のトナカイ」「もろびとこぞりて」など馴染みの曲ばかり。4人それぞれのパートの美しい歌声が重なり響きあい、広場のなかは圧倒的な歌声につつまれました。一曲終わるごとに感嘆のためいきと拍手がおこりました。「きよしこのよる」を全員で歌い、いっそう盛り上がりました。皆さんホールでオペラを鑑賞するようにうっとりと聴き入っていました。
弘明寺ひろばは、3時にスタート!スタッフから出演者の紹介があり、4人の歌声が響き始めるとひろばの中は華やいだ雰囲気に包まれました。おなじみ「ジングルベル」では、トナカイの五十嵐さんの鳴らす鈴のリズムにあわせてちいさなお子さん達はからだをゆすったり、歓声をあげたり。ママ達は手拍子で合わせて楽しんでいました。
コンサート途中でお散歩をはじめたお子さんにも出演者の方々は、やさしく微笑みかけながら歌ってくれました。歌を聞きながらうっとりして寝てしまったお子さん、おなかの中からキックして喜ぶ胎児…。最後に音の出るおもちゃを配り全員参加で「ジングルベル」を歌い終演。素敵なクリスマスになりました。
今年最後のひろば… 皆さん一年間本当にありがとうございました。
来年もよろしくお願い致します。
参加者の感想
(蒔田ひろば)
・子どもはよろこんで踊ってました。わたしは、歌声に癒されました。(Aちゃんのママ)
・本格的だったのでびっくりしました。久し振りに音楽をゆっくり聞けました。(9ヶ月の男の子のママ)
・埼玉県から孫のところへきていて、一緒にコンサートを聞きに来ました。こちらは子育て支援がいろい
ろあって安心ですね。孫は一緒に拍手して楽しんでいました。(Aくんのおばあちゃま)
(弘明寺ひろば)
・最初の方では子どもは歌声に圧倒されていた様でした。知っている曲になるとノリノリで聴いていまし
た(Oさん)
・子どもがからだで踊って楽しんでいました。良い音楽を聴いて喜んでいました(Iさん)
・とっても良かったです。楽しかった。子どもにもステキなクリスマスプレゼントでした(うららさん&
たからさん)
終了後、まだ興奮さめやらぬひろばで出演の皆さんにおはなしを伺いました。
林さん「自分の利用しているひろばで歌えて、ママ達もよろこんでくれ、こんなに幸せなクリスマスは初めてです。メンバーもそれぞれサンタやトナカイになって、楽しんで歌ってくれました。それが聞いてくれる皆さんにも伝わったのだと思います。」林さんのお子さんは1歳になったばかり。コンサートの間はスタッフがお世話していました。「わたしの仕事のあいだは、母やベビーシッターに見てもらっていますが、泣いてばかり。でも、出演依頼がある時はなんとか舞台に立とうとがんばっています。家でもよくうたいます。『どんぐりころころ』や『かえるのうた』がだいすきです。」
内田さん「今日は小さいお子さん達を見てなつかしい気持ちでした。小4,小6のこども達は私が歌っていても無関心(笑)。音楽にも特別興味はないみたいです」
村瀬さん「サンタさんになって歌いながら、子どもを保育園にあずけていた頃を思い出して、あたたかい気持ちになりました。」
五十嵐さん「きょうは、お子さん達がとてもよく聞いてくれてました。とてもいい子たちでした。」
素敵なクリスマスプレゼント
ありがとうございました